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バイキング、火星着陸30周年

Viking 2 on Mars
図1:バイキング2号から撮影した火星 (Image credit: NASA)

Via JPL

NASAの火星探査機バイキング(1号)が探査機として初めて火星に着陸して、2006年7月20日の今日で30周年を迎えた。

バイキング計画はNASAが1970年代に実施した火星探査計画で、2機の探査機(バイキング1号と2号)が火星へ送られた。探査機はいずれも火星を周回するオービタと、火星に着陸するランダーから構成され、オービタは周回軌道上で画像撮影、温度分布測定などを行い、ランダーは火星表面で土壌分析、生命探査などを行った。

バイキング1号は1975年8月20日に打ち上げられ、1976年6月19日に火星周回軌道へ投入され、着陸は1976年7月20日に行われた。一方、バイキング2号は1975年9月9日に打ち上げられ、1976年8月7日に火星周回軌道へ投入され、着陸は1976年9月3日に行われた。バイキングの打ち上げはいずれもケネディ宇宙センターからで、使用されたロケットはタイタン3Eだった。

バイキングのランダーは設計上90日間の寿命であったのにも関わらず、約6年間稼動し、計4500枚の画像を送信してきた。また、オービタの方は5万枚以上もの画像を撮影し、火星表面の97%をマッピングできた。バイキング計画はNASAが最も成功した探査計画の1つでもある。

Face on mars
図2:火星の人面岩 (Image credit: NASA)

バイキングによって撮影された画像の中で、恐らく世間で最も有名となったのが、この「人面岩」の画像ではないだろうか。火星表面の岩が人の顔に見えることで、「火星人が存在している」、「これは火星文明の遺跡である」、「これは宇宙人の基地だ」などと主張する人が増え、オカルト支持者の間では、今でも話題となることがある。また、筆者の記憶が確かであれば、ブライアン・デ・パルマ監督の映画「ミッション・トゥ・マーズ」では、この人面岩が実際存在している地域を舞台とし、人面岩も登場する。

結局、この人面岩の真偽を確かめるため、1998年、より高解像度のカメラを搭載したマーズ・グローバル・サーベイヤが同地域を数回にわたって撮影し、その結果、それはタダの岩山であり、人面に見えたのは単なる偶然であることが発表された。

■NASA Marks 30th Anniversary of Mars Viking Mission
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2006-091

■Viking at Mars:30 Years Later
http://www.nasa.gov/externalflash/Viking_Gallery/

Written by DKC編集部宇宙班

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