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◆ 療養型病棟におけるデザートバイキング ◆ |
栄養課 中山 かほり |
1.はじめに |
療養型病棟の患者様は入院期間が長期になることが多く、療養生活を楽しく過ごしていただくため、病棟で行っているレクレーションの1つとしてデザートバイキングを始めました。 |
2.方法 |
デザートのバイキングとはいえ、食事は治療の一環であり、一般病棟との差や各個人の疾患との兼ね合いを考え、院内約束食事箋規約の範囲内(エネルギーやたんぱく質等、疾患に合わせたコントロールをしています)での提供としています。そのために各疾患に合わせた数種類のデザート(下の写真)を用意し、そのリスト(下の表)を配布し、看護部の協力のもとに、参加患者様の名簿と選んだデザートを記載した一覧表をあらかじめ提出してもらっています。 |
おやつバイキング (平成16年5月27日実施)の 内容 (表抜粋) |
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3.検討 |
![]() 療養型病棟では3食食堂配膳を行っていて、普段食堂で食べている方は平均18名ですが、デザートバイキングの時はそれ以上の方が参加され、回を重ねるたびに人数が増えています。また、数種類のデザートの写真(右の写真)を見せることで、食べたいデザートをはっきり意思表示する方が増えました。 この会には、患者様のご家族の方も参加され、患者様が嬉しそうに食べられている様子をご覧になり、非常に喜んでいただき、スタッフとのコミュニケーションの幅が広がってきました。 デザートを食べられている時は、通常の食事の時よりも表情がとてもにこやかで、手でお皿を持ち、自らスプーンを口に運んで食べようとする自発的な行動がリハビリなどにもつながると考えています。 |
4.今後 |
これまでは病棟から依頼があったときに行っていましたが、平成16年度からはデザートバイキングが療養型病棟の年間行事に組み込まれ、5月、11月、3月の年3回実施することになりました。季節に合ったデザートを楽しんでいただけるよう、また、患者様の要望にできるだけ応えられるよう、工夫していきたいと思います。そして、より患者様の表情が豊かになり、自分で食べられる姿がたくさん見られるよう看護部と協力し、さらにいいものにしていきたいと考えています。 |
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