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Spring 2005
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ワンモアタイムのケーキ・バイキング
Spring 2005
winter 2004 - 2005
Spring 2004
カントリーインの中には手づくりケーキがオススメのお店がいくつかある。中でも特徴的なのが、専属パティシエを抱える日光・霧降高原のワンモアタイムだ。

1992年の開業時はまだ高校生だったというオーナーの長女、朋子さん。当時は学校から帰ると、夕食づくりや・さまざまなサービスを手伝っていたという。

卒業後はカントリーインの運営という家業の一助となるべく、自らパティシエを目指して製菓専門学校に進学。以来、ワンモアタイムのデザートは、すべて朋子さんが担っている。

オススメは夕食後のケーキ・バイキング。4日前までに予約をしておくことが必要だが、プラス840円で30分間ケーキが食べ放題だ。

フランス家庭料理のフルコースディナーで満腹のはずなのに、銀のプレートに並べられて美味しそうなケーキを見ると、なぜだかお腹にデザート分の余裕ができてくるから不思議。制限時間いっぱいの30分間を使って、しっかり食べてしまう方がほとんどだそうだ。
 

繁忙期でケーキバイキングの予約がたくさん入った時などは、寝る間も惜しんでケーキ作りにいそしむ。今まで最高300個をひとりで用意したこともあるという。

「私の目の前から姉が急にいなくなっちゃったことがある」と、その時のエピソードを話してくれたのは、次女の志帆さん。よく見ると、朋子さんは厨房の調理台の向う側にしゃがみ込んで、眠りながら泡立器をまわしていたそうだ。
 

「それでも、お客様の喜んだ顔を見ると、疲れも吹き飛びます。もっともっと美味しいケーキを召しあがっていただきたいので、これからもがんばります」と頼もしく語る朋子さん。若きパティシエは、日々研究に余念がない。


 

フランス家庭料理のフルコースディナーの後、30分間9種類のケーキが食べ放題になる。ちなみにディナーのデザートとしてもケーキが付くので、ひとつ食べれば十分という方はこれだけでも満足できるかも。

でもワンモアタイムを訪れるなら、ケーキファンならずともぜひ、バイキングに挑戦してみたい。バイキングを楽しんだ方の平均完食個数は4〜5個。過去には20個以上たいらげた強者もいたそうだ。

ケーキセット(ケーキ2個+コーヒーまたは紅茶)525円、ケーキ単品200円も楽しめる。




14世紀のフランスで宮廷や貴族のために、当時高級品と言われたお菓子を作る係のこと。現代では、独創的で芸術性あふれるデザートを専門で作る職人のことを指すことが多い。





ワンモアタイムの場合、ケーキ・バイキングは夕食後なのでこの点は心配ない。逆に、夕食を食べ過ぎるのが心配かも。できれば夕食の前に軽く身体を動かしておきたい。カントリーイン周辺の散策もオススメ。



時間が30分と限られているが、あせりは禁物。30分というのは短いようだが結構長い。あせって早食いすると食欲が一気に低下することもある。おしゃべりを楽しみながら、ひとつひとつのケーキを味わっていこう。



ケーキはもちろん、露天風呂付きのお部屋も、
おかげさまで大好評です。
5月は霧降の滝(ワンモアタイムから車で約5分)でツツジが満開になります。また7月中旬からはニッコウキスゲの黄色い花であふれます。これからのシーズン、花いっぱいの日光へ、どうぞおでかけください。


ワンモアタイム
*「カントリーイン」は、カントリーインチェーンの商標として登録されています。
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